前回のGAPプログラムでは、これまでの学びや、自分自身のこれまでの思いをベースに、「こんなテーマで考えてみたい!」というテーマでグループになり、活動を開始しました。
各グループにはメンターの先生がつき、一緒に活動していただいています。
メンターはGAP生が取り組みたい課題について、専門性があるということではなく(專門と一致している先生もおられます)、学生のみなさんと共に悩み、共に考える伴走者です。
今回は、ここまで考えてきたチーム活動の集大成を発表するプレゼンテーションの場を設けました。
自分たちが見つめた「生きづらさ」とは何なのか。それがどう改善されるといいのか。どんな状態を目指したいのか。どんな取り組みを通してそれを生み出すのか。
このような観点から、プランを練ってきています。
チームによっては、アンケート調査を実施したり、文献をリサーチしたり。自分たちが関心を持つ問題・課題について先進的に取り組んでいる活動者に自らアポをとってお話を聞きに行ったチームもありました。
それらの成果をもとにプレゼンテーションにまとめて発表します。
発表に対して、GAP運営委員を勤めてくださっている先生方から質疑応答、コメントなどを頂きました。
発表内容に対して、もちろんよかった点についてはたくさんコメントを頂きます。しかし中には「こういう視点は持てている?」という観点から指摘が入ることもあります。
どの発表もただプランで終わるのではなく、社会に向けて実際に行動していくプランになっているからこそ、先生方からのコメントにも熱が入っています!
今回は4チームがプレゼンを行いました!
障がいなど、困難を抱えておられる方々のことを学んだチームのみなさん。
チーム内で様々な議論を行っている中で、「障がいをもつみなさんのまわりにいる兄弟姉妹も、それぞれ課題を抱えているのではないか」という点に着目した活動プランを発表してくれました。
学内の「障がい学生支援室」にもお話をお聞きしながら、具体的な活動を進めて行く予定です。
「大学生も生きづらさの当事者ではないか」という視点から考え、「学生同士の目」を気にすることも生きづらさのひとつになっていないか。コロナ禍でキャンパスに来ることも減っているが、「洋服」や「服装」に困っている学生も多いのではないか。
そんな視点から活動を考えているチームです。
学生がいくら服装にお金をかけているのか、などをWEBアンケートをとりつつ、仕組みを考えてくれています。
自分で自らの環境を選ぶことが難しい子どもたちにとって、「生きづらさ」というのは難しいテーマ。
「子どもの貧困」に取り組んでいた先輩GAP生などのお話もききつつ、子どものための活動に取り組みたいと考えているチームが生まれています。
今後は地域で子どものために取り組んでいる活動を知ることから行動していきます。
この間にゲストスピーカー回で取り上げたLGBTQの方々が直面する課題。龍谷大学ではLGBTQ問題にどのように取り組むことができるのか。自分たちにできることを考えているチームです。
特に「トイレ」をキーワードにした取り組みが面白い着眼。チームの今後の取り組みにご期待ください!
終了後は、さらに個別にチームごとフィードバック。
すべての先生からアドバイスのシャワーをあびて、いろいろ意見をまずは受け止める。自分たちが主体的に動くチームなので、たくさんのアドバイスから何を受け入れて、何を行動に活かしていくのか。
そんなことからこれからぜひ考えていってほしいと思います。ここから実際に行動していくフェーズ。天井はありません。GAPチームの新しい挑戦をよろしくお願いします!
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